02

植付け

• 地拵えを終えた場所に、おおよそ上下左右に２ｍ間隔で、苗木を植えていきます。
• 植える時期は山の木々の新芽が出る前です。
• ウサギや鹿などに食べられないように、薬剤散布や防護ネットを張ったりもします。

03

下刈り

• 植え付けした苗木の成長を妨げる草を刈払い機で刈り払っていきます。
• 日陰がなくとにかく暑い作業の上、草で苗木が見えないので、慎重に刈ります。
• 植え付け後５～８年間ぐらい、苗木の成長に合わせて行います。

04

除　伐

• 植えてから10～15年後ぐらいに、植えた木以外の木や、明らかに形の悪い木を除去する作業です。
• この作業をするとしないでは、木の成長が大きく変わってきます。

05

枝打ち

• 枯れ枝や特定の高さまである、生き枝をその付け根から除去する作業です。
• 良質材の生産だと、木の高さの半分より少し上まで毎年成長に合わせて、コツコツと枝打ちします。
• 枝打ちには、除伐後の林内の光環境の改善効果があります。木の成長の邪魔にならない草を茂らせる役割もあります。
• 最近は、森林管理で山に入って行く時、頭の障害物にならない程度まで　で終えることもあります。

06

間伐(伐倒)

• 混みすぎた森林を適切な密度で健全な森林へ導くために行う、間引き作業です。
• 利用できる大きさに達した木を徐々に収穫するためにも行います。

07

集　木

• 倒した木を利用するため、次の作業がしやすいように、木をそろえて集めていきます。
• この時に、立っている木にキズを付けないように慎重に作業をします。
• 特に、梅雨の時期から秋にかけては木の皮が剥げやすいので用心しています。

08

造　材

• 倒して集めた木を利用する長さに枝を落としながら、刻んでいきます。
• この時、「木」から「丸太」という商品に変わります。
• ハーベスタやプロセッサーといった機械が、ボタン一つで利用する長さに切ってくれます。
• 大きな木、品質が良い木は、人間がチェンソーで長さを測りながら丁寧に切っていきます。

09

運　搬

• 丸太を積み込み、運搬して山のふもとにある、土場まで運び、所有者別に仕分けします。
• 仕分けした丸太をトラックに積み替えて、木材市場や中間土場などに輸送します。